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4月12日にランドウィック競馬場で行われる伝統の一戦・クイーンエリザベスステークス(G1・芝2000m)。賞金総額は500万豪ドルを誇り、国内外の名馬たちが集う、オーストラリア屈指の大舞台です。昨年のブリーダーズカップ・ターフで僅差の2着に入ったローシャムパーク。調教に跨がったあとにお話を聞きました。今回のブログは、インタビュー形式でお届けします。

(藤井)まずは、アドマイヤデイトナでのUAEダービー制覇、おめでとうございます!

(ルメール) ありがとうございます。アドマイヤデイトナは本当に頑張ってくれました。直線で一度はかわされましたが、そこからまた盛り返してくれて根性を見せてくれました。この馬は未勝利戦でルクスオールカフェと叩き合って後続を突き放した実力の持ち主です。加藤征弘厩舎には、ノンコノユメでジャパンダートダービー、グラティアスで京成杯など、何度もチャンスをいただいてきました。今回も結果を出せて嬉しいです。

(藤井)ナムラクレアで高松宮記念に騎乗した後にすぐにドバイへ。そして今はオーストラリアに?

(ルメール) はい。ドバイから直接飛行機でシドニーに入りました。13時間のフライトのあと、すぐにランドウィック競馬場を下見してきました。

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(藤井)ランドウィックでの騎乗は初めてですよね。コースの印象はどうでしたか?

(ルメール) 馬場を一周してコースのポイントを確認しました。コーナーにはロンシャン競馬場のようにフォルスストレートがあります。向正面や直線が長くこれだけ大きいコースなので徐々に馬のギアを上げていけそうです。ローシャムパークに向いていると思いますし、私の騎乗スタイルに合いそうな競馬場です。芝の状態も良くて、トラックマネージャーに確認しました。小雨の予報が出ているので、これ以上の散水は控えると聞いています。

(藤井)検疫所のカンタベリー競馬場での追い切りも、手応えがよさそうでしたね。

(ルメール) 今朝はゲートを出てから6Fの追い切りを行いました。集中していましたし、動きは素晴らしかったです。ラストの1ハロンは11.9秒でダイナミックなアクションでした。雨の影響もあり、馬場は少しソフトだったことを考えると良い時計でしょう。
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(藤井)オーストラリアでは2011年、フランス調教馬ドゥーナデンでメルボルンカップを勝っていますよね。

(ルメール) あのレースは本当に特別な経験でした。オーストラリアの人々にとってメルボルンカップは“国民的イベント”ですからね。競馬だけでなく、スポーツ全体が盛んな国なので、歓声もすごかったです。

(藤井)現地の騎手との交流はありますか?

(ルメール) H.ボウマン騎手から「私のホームへようこそ!」とメッセージをもらいました。彼は今は香港を拠点にしていますが、もともとはシドニーのリーディングジョッキー。レース前にアドバイスも聞くつもりです。
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(藤井)レース以外では、どのように過ごされていますか?

(ルメール) 今回は妻のバーバラと一緒に来ています。宿泊しているホテルはハーバーブリッジの近くで、素敵なレストランも見つけました。シドニーの古い街並みも魅力的で、散策するのが楽しみです。
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(藤井)今週は日本でも馬券が発売されます。ファンにメッセージをお願いします。

(ルメール) オーストラリアに戻ってこられて嬉しいです。ローシャムパークはブリーダーズカップターフで2着に来ていますし、遠征は問題ないでしょう。今回も調教に乗ってよい状態を確認しているので期待しています。こちらのレースはフランスや香港のように、戦術が重要な展開になりそう。日本のファンの皆さんにも、ローシャムパークの走りを楽しんでもらえたら嬉しいです。CL by C.ルメールには世界の競馬場のモニュメントを描いたストリートジョッキーTシャツもあります。色々な地での騎乗を皆さんにも楽しんでいただけるよう、がんばります!
Iris Henry
Article written by

藤井勘一郎

こんにちは、藤井勘一郎です。このたび『CL by C.ルメール』のホームページでクリストフ・ルメール騎手のブログを担当させていただく事となりました。毎週金曜日、私からの視線でルメール騎手の魅力や競馬の話、そして『CL by C.ルメール』に対しての情熱を書いていくつもりです。文章を書くことは私にとって新しいチャレンジですが、引き受けたからには皆さんにも楽しく読んでもらえるように頑張ります。よろしくお願いします!