先週の日曜日、滋賀から東京競馬場まで車を走らせて安田記念を観戦しました。香港から参戦したロマンチックウォリアーとヴォイッジバブルを含む、国際的なレベルの高い一戦をライブで見ることができました。
結果は、1番人気に応えたロマンチックウォリアーが優勝しました。一方、クリストフさんはパラレルヴィジョンに騎乗し、スタート後に勝ち馬をマークする良い位置につけましたが、直線で伸びを欠き13着に敗れました。レース後は「ロマンチックウォリアーは香港カップやコックスプレートを勝ったことのある馬なので注目していました。スタートしてその後ろにピッタリとつけましたが、私の馬はついて行けなかったです」と振り返りました。
また、「海外の馬に負かされて悔しいのではないですか?」という質問に対しては、「海外から日本に強い馬が来てくれることで競馬のレベルが上がることは良いことです。今回来た2頭は香港でG1レースを勝っている馬ですし、ジョッキーも一流です。このような戦いをすることで私もワクワクします」と述べ、常にレベルの高い競馬で勝負することを楽しんでいる姿勢を見せました。
勝利したジェームズ・マクドナルド騎手は、10年前にワールドスーパージョッキーシリーズで来日経験がありましたが、今回の安田記念が日本での初勝利となりました。インタビューでは「日本のファンの声援や競馬への愛情に感動しました」と興奮を隠せない様子でした。
クリストフさんの日本初G1騎乗は2003年のジャパンカップで、その時の様子について「私が日本のG1に初めて乗ったのはアナマリーでした。フランスの調教師が日本の競馬を知っているということで私を選んでくれました。当時はまだ20代前半で、東京競馬場のファンの声援やスタンドの大きさに驚いたのを覚えています。ファンファーレで皆さんが手を叩いて盛り上がる瞬間も日本でしか体験できません」と話してくれました。海外をベースにする騎手たちにとって、日本の競馬場の雰囲気は特別なもののようです。
また、ダービーのレガレイラについてもコメントをもらい、「内枠のスタートからスローペースになり、道中は動くことができずに悔しい結果となりました。もしスムーズに走っていれば、3着以内には来れたと思います。最後はよい脚を見せてくれたので、秋には楽しみな一頭ですね」と今後に期待を寄せていました。
さらに、『CL by C.ルメール』のブランドからは「大阪と東京のポップアップストアは、ファンの皆さんのお陰で成功に終わりました」との報告があり、私もゲストスピーカーとして参加できたことを嬉しく思います。近々、新しいカラーのジャケットも24枚の限定数で入荷予定と聞いているので、ホームページでの告知をお楽しみください。
安田記念を見終わった帰り道は、素晴らしいレースを見れた興奮を胸に、スムーズなドライブとなりました。