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皆さんこんにちは。
今週の宝塚記念で春のG1シリーズを締めくくります。今年の宝塚記念は阪神競馬場が改修中ということもあり、京都競馬場で行われます。 クリストフさんが騎乗するのはジャスティンパレスです。ジャスティンパレスとコンビを組むのは2023年の天皇賞・春を勝利して以来ですが、これまで4回騎乗して4勝と抜群の相性を誇っています。先週の栗東トレーニングセンターで一週前追い切りを跨った後に感触を聞きました。 「元気がいっぱいでパワーを感じましたし、何よりフットワークが軽かったです。ドバイ遠征後の初戦になりますが、追い切りではとても良い走りをしていました」と、クリストフさんは答えました。 ジャスティンパレスは重賞で3勝していて、神戸新聞杯の他に、天皇賞・春や阪神大賞典など長い距離での活躍が目立ちます。「もちろんジャスティンパレスの持ち味はスタミナで長くよい脚を使いますが、去年の宝塚記念では私の騎乗したイクイノックスからそう離されない3着に入りました。今年は京都競馬場の外回りコースで行われるので、条件はよいと思います。今週のレースが楽しみです」と前向きなコメントをもらいました。オークスに続いてのG1勝利を期待したいですね。
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さて、今の時期は続々と2歳馬がデビューを迎えています。私が現役の頃はトレーニングセンターで調教師さんたちのゲート練習などをお手伝いしてレースの機会をいただき、「この若馬は将来は走りそうだな」などワクワクする時期だったことを覚えています。 クリストフさんはたくさんの2歳馬に騎乗して、すでにウィンターベルとプリティディーヴァで新馬戦に勝利しています。「新馬戦に乗るのは本当に楽しいですよ。次の年にどの馬でクラシックに出ようか考えますし、チャンピオンの馬に出会えるチャンスですから。レース当日に初めて騎乗馬に跨る場合が多いので、調教師さんからは馬の癖や、どういったタイプかというのを詳しく聞きます。それから返し馬で実際にキャンターの感じを掴んで、馬の気持ちを理解します」と、レース当日の限られた時間で馬の持ち味を発揮させる取り組み方も聞きました。 同じ2歳戦に騎乗馬が重なる時がありますが、その判断はどのようにしているのでしょうか。「私は乗った時の『感覚』をとても大事にしますね。例えば、アーモンドアイは新馬戦では2着だったのです。でもその時に『ワオ!!この馬だ!!』と感じたので、国枝先生には『心配しないでください、先生。今日は負けましたが、この子はこれから沢山のレースを勝ちますよ』と伝えたのを覚えています」 ファンの方々や関係者にとっても今の時期は将来のチャンピオンを発掘する大切な時期に2歳馬のレースが目を離せません。
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最後になりましたが、昨日配信されたインスタライブについては、「私のファンや『CL by C.ルメール』をフォローしてくれている皆さんとコミュニケーションを取れる場です。週末の競馬場では、ウイナーズサークルなど本当に限られた場所でしかファンの皆さんに会うことができません。ですが、ポップアップストアのサイン会やインスタライブを通じて、私の競馬や『CL by C.ルメール』のブランドについて発信するのはとても楽しいです」と、いつもファンの皆さんを大切にする気持ちが伝わります。そし今回のインスタライブで紹介された新色のジャケットは、娘のアンドレアさんと撮影されました。父娘の仲の良さが伝わってくる画像をウェブサイトでご覧いただけます。
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私がクリストフさんに質問をすると、レースのことを含めとても丁寧に伝えてくれます。もっと現役のジョッキー時代に「競馬のことを聞いておけばよかった」という気持ちもありますが、もっともっと深いクリストフさんの考えを引き続き伝えていきたいです。ところで、今回のブログのために写真を提供してくださった方々に感謝いたします。ジャスティンパレスの写真は高橋さん、そして2歳馬プリティディーヴァの写真を撮ってくださった後藤さん、ありがとうございました。
Iris Henry
Article written by

藤井勘一郎

こんにちは、藤井勘一郎です。このたび『CL by C.ルメール』のホームページでクリストフ・ルメール騎手のブログを担当させていただく事となりました。毎週金曜日、私からの視線でルメール騎手の魅力や競馬の話、そして『CL by C.ルメール』に対しての情熱を書いていくつもりです。文章を書くことは私にとって新しいチャレンジですが、引き受けたからには皆さんにも楽しく読んでもらえるように頑張ります。よろしくお願いします!