みなさん、こんにちは。今年の夏、新潟競馬場では熱中症対策の一環として、お昼休みの時間が延長されました。JRAとしては初めての取り組みですが、新潟に来られた皆さんはどのように過ごしましたか。クリストフさんは5レース連続騎乗の後、検量室でゆっくりと休んでその後のレースに備えたようですが、多くのジョッキーは調整ルームの個々の部屋に戻って過ごしたようです。
1ヶ月の休みから復帰したクリストフさんは5勝を挙げ、リーディングの座に戻りました。「土曜日は新潟競馬場で、日曜日は札幌競馬場で騎乗して、復帰した週から多くのサポートをいただき、内容の濃い週末でした。エンブロイダリーは楽に勝ってくれたのですぐによい結果を出せて嬉しく思います。開幕週だったので馬場状態が良く、レコードも更新できました。これからが楽しみな一頭です。さすがにレースの次の日は私の身体は筋肉痛がありましたが、休養を挟んだので良い状態です」とのことです。
現在フランスで修行中の岩田望来騎手と話しました。「ルメールさんにフランスの所属厩舎を紹介していただき、シャンティでは家を貸してくださり、そこから毎朝調教に出ています。先日はフランスで初めて競馬に乗り3着でしたが、もっともっと乗りたいですね。ルメールさんには日本で一緒に食事をしていただいたり、ジョッキーとしても人としても、とても尊敬しています。今回の遠征で大変お世話になっています」と、クリストフさんからのサポートに感謝の意を表しています。また、遠征に『CL by C.ルメール』のシャツを持参して着ているそうです。
この話をクリストフさんに伝えると、「望来くんはとても上手なジョッキーで、フランスで色々な経験を積んでほしいですね。まだ年齢は若いですが新しい環境で経験を積むことで人としても成長してほしいです。彼だけでなく、日本の若手ジョッキーにはどんどん積極的に海外に出てほしいです。レースに乗るだけでなく、その地の文化やさまざまな人たちとの交流から学ぶことが多いです」と応援のメッセージを送りました。
現在パリで開催されているオリンピックについては、「どの競技を見るのも興味深いです。昨夜は、テレビで偶然映っていた射撃を見ていたのですが、各選手の集中力の高さに驚きました。今年はフランスが開催国で、世界中の選手を迎えており、とても誇りに思います。競馬の騎手もオリンピックに出場するアスリートも、ひとつのことに真剣に取り組み、競技に挑む姿勢は自分を高めるものです」と語りました。また、最後になりましたが『CL by C.ルメール』のイクイノックスTシャツが数時間で完売したことに関して、皆さんのサポートにも感謝の意を示していました。