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皆さん、こんにちは。

寒い日が続いていますね。私が取材で訪れる栗東トレーニングセンターは、気温が0度を下回らなくても風が吹くと、体感温度が一段と低く感じられます。それでも、運動を終えた馬を見ると、うっすらと汗をかいており、代謝の良さに人間のアスリートと共通するものを感じます。さて、今週末クリストフさんはインドダービーに騎乗するため、日本の競馬はお休みとなります。今回のブログでは、クリストフさんのインド競馬への意気込み、先日行われたJRA賞の授賞式、そして『CL by C.ルメール』が行った引退馬への寄付活動についてお伝えします。

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クリストフさんとインド競馬のつながりは20年前にさかのぼります。フランスから短期免許を取得してムンバイで騎乗する機会を得たのが始まりでした。当時、インビテーションカップという大レースでの活躍や、週末に7勝を挙げるなど、インド競馬に大きなインパクトを与えました。「昔と比べて馬の頭数は減少しましたが、それでも約500頭が競馬場で調教されています。マハラクシュミ競馬場は東京競馬場や新潟競馬場の外回りコースに似ていて、大きなコースです。フェアな条件でレースができるので、急がずにじっくりと乗る私の騎乗スタイルに合っています」と、クリストフさんは語ります。インドダービーの日にはスタンドが観客で埋め尽くされるほど、競馬の人気は高いそうです。今回クリストフさんが騎乗するのは牝馬のサイキックスターです。2025年1月のインドオークスを制した実績があり、現地でも高い評価を得ています。「木曜日にはサイキックスターに跨り感触を確かめる予定です。現地入り前にインドギニーや前哨戦を勝った有力馬のレース映像もチェックしてレースのシュミレーションをしていますよ。向こうに着くともっと情報が入るので、しっかりと準備して臨むつもりです。私の騎乗するサイキックスターは勝てるチャンスが十分あるので楽しみですね。またエキストラ騎乗もするので、ビッグレースの前に久しぶりのインドでの騎乗の感覚を戻します」と意気込みを語っていました。レース以外にはオーナーとの会食や牧場見学を予定しているようで、日本のファンには馴染みの薄いインド競馬の情報を発信してくれることも約束してくれました。
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1月27に開催されたJRA授賞式で、クリストフさんは7回目のリーディングジョッキー、さらに2度目の騎手大賞で表彰されました。この騎手大賞は、最多勝利、最高勝率、最多賞金獲得の全てを達成した者に贈られる栄誉ある賞です。「岡部幸雄騎手、武豊騎手、川田将雅騎手、そして私の4人だけが手にした賞です。このジョッキーのメンバーを見るだけでも、この賞の重みが伝わると思います。中でも最高勝率のカテゴリーを取るのは難しいです」と話し、川田騎手の質を重視したスタイルにも敬意を表していました。
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『CL by C.ルメール』は、ジャパンスタッドブック・インターナショナルを通じて引退馬への寄付活動を行いました。寄付金贈呈式は社台レースホースの東京事務所で実施され、「ハーツクライのコレクションの売上5%を寄付しました。競馬界で影響力の大きい吉田照哉代表も参加してくださり、このようなチャリティー活動が競馬の魅力を広める一助になれば嬉しいです」とクリストフさんは語っています。さらに、同ブランドはオールド・フレンズ・ジャパンへも引き続き寄付金を募っており、製品は全てメイドインジャパンにこだわることで日本の産業にも貢献しています。皆さんが手に取る一つ一つのアイテムが、競馬界や日本産業への支援につながっています。
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寒さが厳しい日々が続きますが、皆さんもどうかお体に気をつけてお過ごしください。遠く離れたインドから、クリストフさんの良い知らせが届くことを期待しています!!
Iris Henry
Article written by

藤井勘一郎

こんにちは、藤井勘一郎です。このたび『CL by C.ルメール』のホームページでクリストフ・ルメール騎手のブログを担当させていただく事となりました。毎週金曜日、私からの視線でルメール騎手の魅力や競馬の話、そして『CL by C.ルメール』に対しての情熱を書いていくつもりです。文章を書くことは私にとって新しいチャレンジですが、引き受けたからには皆さんにも楽しく読んでもらえるように頑張ります。よろしくお願いします!